暑い盛りの下刈り三昧

 林業での下刈り(下草刈り)とは、造林木の生長の妨げになる草や灌木などを刈り取ること。しかしここでは景観林としての整備が比較的多いので、林業本来の下刈りとはちょっと違った感じの作業になります。
 
 以前ひとの手が入ったものの、しばらく放置された平地などはアズマネザサが繁茂した状態だったのですが、数年掛けて気持ちのいい「原っぱ空間」になりました。ただ何もしないでいると、どんどん草丈が高くなるので頻繁に草刈りをしなくてはなりません。














 
 程よく伐採をし樹木のボリュームを調整をしたエリアは、フットパスを作らず自由に歩き回ってもらえるよう、ここでも下草や灌木の適度な調整をしています。しかし以前に整備し集積したシノダケや伐根が若干残っているので、これらの除去をしなくてはなりませんが、いまは程よく草に埋もれているので目立ちません。秋以降の仕事に取っておきます(笑)














 
 ちょっと厄介なのが斜面地の下刈りで、足場が悪いゆえ刈り払い機での作業は気を使います。今回手を付けた場所は林道脇の少し切り立った部分なので日当たりもよく、それこそいろんな種類が伸び放題な状態。場所が林道を歩いてくると目立つ場所だけに、あまり無計画に処理できない所。整備計画案として斜面保持と植栽棚を兼ねたものを作ろうかなと思っています。

 














 そう、ちょっと面倒なんですが何でもかんでも刈払ってしまうことはせず、サンショウやタラノキなどあれば残しておくようにしています。楽しみは取っておきたいですしね。