2011-01-01から1年間の記事一覧

台風15号被害の爪痕

久しぶりに関東に上陸した台風15号。ニュースで渋谷の街路樹が倒れた映像を見たりしていましたが、自分たちの山でも同様なことが起きてしまいました。たまたま視察のアテンドがあり、作業メンバーと一緒に周遊道を案内していたところ、周遊道の約半周あたり…

重機を借りて作業道作り

森林整備作業の効率化を図るため、重機を使ってチッパーシュレッダーが安全に自走できる作業道を付けました。全長約70m、幅員が約2.5mで、軽トラでも問題なく入れます。この先にある谷間の平地には、もやかきや除伐で生じた残材があり、効率よく処理するた…

バイオトイレカーの脱臭装置をカスタマイズ

この日は雲行きが怪しいかった事もあり、通常の森林整備作業ではなく使用機材、設備メンテナンスとなりました。その対象となったのがバイオトイレカーです。2週連続でイベントがあり、大活躍してくれましたが、そろそろ処理するための分解菌が定着している基…

聞き書き甲子園の高校性が来森

前回に引き続き、高尾100年の森でのイベント利用の受け入れ日でしたが、高尾メンバーが講師役も務めて、今回来森した「聞き書き甲子園」の高校性に森の説明をしたり、簡単なクラフトの指導といった内容を行いました。 午前と午後に別れ、総勢70人ほどが周遊…

ワークショップの受け入れ

この日はS.A.I.という、舞台美術関係の団体主催のワークショップが行われました。ワークショップ自体は土日なので、森の作業メンバーはワークショップの対応と、通常作業に別れましたが、3人だけの作業で11段分の階段作りを敢行!かなりハードな作業内容にな…

遊歩道のチェックと林班踏査

この日は午前中から降水確率が高かったので、遊歩道の改良、修復作業など土木作業をせず、遊歩道全週で安全に歩くことが出来るかのチェックをしました。事前に竹杭を作り、その杭をチェック箇所に打っていくのですが、以外と倒木や浮き石が多い事に気付きま…

遊歩道整備

高尾100年の森には、尾根道を利用した遊歩道があります。2007年に整備を始めたころからある階段などは、一部傷みも出始めてきたので補修をしなくてはなりません。まず適当な太さの間伐材で杭を作ります。ひたすら鉈を使って先を尖らせるだけの作業なのですが…

暑い盛りの下刈り三昧

林業での下刈り(下草刈り)とは、造林木の生長の妨げになる草や灌木などを刈り取ること。しかしここでは景観林としての整備が比較的多いので、林業本来の下刈りとはちょっと違った感じの作業になります。 以前ひとの手が入ったものの、しばらく放置された平…

気がつけばすっかり真夏…

すっかりブログの更新が滞っておりました。それまでの間に起こった震災や原発事故といった状況、またその余波がまだまだ収束されていない状態であることを受け止めつつも、しかし森林での活動は粛々と続けています。 また活動毎に簡単なレポートをアップして…

竹林整備とゴミ問題

引き続き間伐予定地に侵入しタケの伐採作業を行った。間伐対象地となる林縁部がはっきり分かる場所を目標に、延べ2日の作業でかなり整理できた。と同時に、処理した材をどのように利用するのか?という問題が……。 現在のところ、「竹細工」、「竹炭」程度の…

ご近所の森林整備活動を視察 

久しぶりにまとまった雪が降ったこの日、私たちの活動エリアからもそれほど遠くない場所で森林整備作業を行っている、「日本山岳会 高尾の森づくりの会」さんの活動地へ表敬訪問してきました。 ここは高尾100年の森の約3.5倍の広さもある国有林が活動場所と…

スギ林のなかの竹

先日現調を行ったスギ林の一部は竹林と隣接していて、その竹が一部侵食しています。恐らく作業が始まれば、竹は間伐作業時に伐採作業員によって処理されることになるでしょう。しかしそれはちょっともったいないで、作業が始まる前に整理してしまうことに。 …

間伐作業をお願いしました

この日病院裏の人工林で、間伐作業をお願いする森林組合の職員によって現地調査が行われました。その内容は主に作業する範囲を決め、外周となる木にテープを巻いていきます。そして後日、このテープを目印として測量が行われ、作業面積が求められます。それ…

ちょっと扱いが難しい整備箇所

人工林の除間伐というと、比較的目的がハッキリとしているのですが、その範疇にないような整備箇所もあります。去年から引き続きの作業として手入れをしているこの整備箇所は水が集まる「谷間」で、過去にその水が流れた跡なのか、地面に所々溝が走ってるよ…

ドラム缶窯の加工(その2)

前回の作業の続き。とりあえずフタらしくなるように追加工を施します。開口部側、すなわち投入口にスリットを数本入れて、内側に気持ち曲げてみます。 しかしそれだけではまだキッチリと閉まるにはほど遠い……。今度はフタが閉まるかテストしながら、ハンマー…

ドラム缶窯の加工(その1)

前回作った穴に収まる予定の炭窯作りを行いました。ドラム缶窯を選んだ理由は、やはり手軽に作れることと、材料の入手し易さからです。 まずフタになる部分をグラインダーでカットする作業。正しい寸法で均一な墨を引けるように治具を作ったり、安定した状態…

今年の作業初日

山開きはすでに済ませ、森林整備作業が本格始動しました。今年は除伐、間伐といった森林整備作業だけではなく、もう少し「山林」を楽しむための施設や、場所作りにも積極的に関わっていくことにします。その手始めとして、定番とでもいうべき、炭焼きをして…