明るくなる林内

 先週に引き続き、病院裏の除伐作業。背丈を超えるアオキやシノダケを切っているだけなのですが、樹間を通った太陽の光が林地内に入ってくるのがハッキリとわかります。さらに間伐作業を進めることで、明るくすっきりした林になることは間違いありません。残念ながらここの立木はそれほど良いものはありません。おまけに作業道も入っていないので、いわゆる「伐り捨て間伐」となるでしょう。しかし所有者が別となる隣の林班が間伐をし、明るい林になっているのを見ると、しっかり方針を立てながら育林する考えを持たなくてはいけないのだと思いました。
 都市近郊の林地は、単純に生産林としての役割だけでに納めきれない性質も有していると思います。ここは病院の病室からも臨める場所なので、「景観」を考えながら手入れをしていく方法が一案になるでしょう。この件を手始めに、地元森林事務所ともコンタクトをとり、こちらの他の所有林の情報を伝えながら作業を進めていくつもりです。